2002年10月03日01時31分掲載
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フランスに兵器供与を求める コートジボワール内戦
西アフリカのコートジボワール政府は28日、政府軍と反乱軍の間で武力衝突が続く中、旧宗主国フランスに兵器援助を求めた。これに対して、フランス政府は輸送トラック、給油車、武器などの供給を決定するとともに、バグボ大統領の支持を表明した。30日付のフランス紙ル・フィガロが伝えた。
クアシ国防相は29日、コートジボワールのテレビ放送で「われわれは、フランスやそのほかアフリカ諸国の軍事介入は要求しているのではない。フランスには、不足している重砲などの兵器供与を求めているに過ぎない」と語った。
セネガルのワッド大統領は29日に、西アフリカ諸国平和維持軍(ECOMOG)がコートジボワールに仲介手段として使節団派遣を決定した。一方、フランス兵は米国兵らとともに、反乱軍の制圧が続く同国北部コロゴなどにおいて、外国人の救出作戦を企てており、日本人9人もブアケで救出されている。
コートジボワールでは、北部を中心にイスラム教が39%、南部ではキリスト教が26%となっている。
(ベリタ通信)
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