2003年01月28日09時56分掲載
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「米国のイラク攻撃阻止に全力」 アナン事務総長が世界社会フォーラムに文書
【ポルトアレグレ27日=宮下洋一】国連のアナン事務総長は27日、ブラジル・ポルトアレグレで開催中の「第3回世界社会フォーラム」に文書を送り、「米国の対イラク攻撃を阻止するよう国連が全力を尽くす」と約束した。
アナン事務総長は文書で、「平和の必要性、社会正義に向けての闘い、各国市民が持つ文化への尊重」を訴えるとともに、「グローバリズムを世界から排除し、社会フォーラムが掲げる正当な世界を求めるべき」との考えを示した。
緊迫する米国の対イラク情勢について、同事務総長は「国連原則に基づいて、できる限りの対応を心がける」との懸念を示した。
フォーラムに参加しているブラジルの社会学者は「米国が国連決議に従わないのならば、国連からの排除は免れないだろう」と述べた。
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