2003年01月28日10時02分掲載
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国連の本部移転を提案 第3回世界社会フォーラムの討論会
【ポルトアレグレ27日=宮下洋一】「第3回世界社会フォーラム」のカンディード・グリボウスキー運営委員は開催地ポルトアレグレ(ブラジル)で27日、国連本部(ニューヨーク)の移転構想を提案した。同運営委員は、1万5000人の聴衆者を前にした討論会で、「国連は、米国の影響力から解放されるべき」と述べ、その手段として「本部の移転が必要である」と主張した。
また、「戦争、そして平和をどう維持するか」と題した討論に参加した専門家たちは「国連の弱体化と米国の帝国主義のもと、各国政府そのものも弱体化している」との考えで一致した。「ヘラルド・トリビューン」紙のナディア・アッサウイ編集委員は「国連で権力を握る5常任理事国が、世界で90%の武器を保持している」と述べ、国連理事会の改革を求めた。
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