2003年01月30日01時48分掲載
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北朝鮮「労働新聞」、呼称問題で朝日新聞を非難
【東京30日=佐藤裕一】北朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は29日の評論記事で、朝日新聞が昨年末、北朝鮮の呼称を正式国名と地域名の併記から「北朝鮮」と変更したことに対し、「直ちに誤った決定を取り消し、反共和国悪宣伝を中止すべきである」と非難した。ラジオプレスによるとしてアサヒ・コムが29日、報じた。
アサヒ・コムの記事によると、この評論は「国家の呼称の問題は『慣習』や『便宜上の問題』とは何の関係もない。朝日新聞の態度は、わが方の自尊心を甚だしく刺激している」と非難しているという。
朝日新聞が同国を「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)」と表記していた昨年12月中旬、日刊ベリタ記者が朝日新聞東京本社広報部に対し、同紙が正式国名と地域名を併記する理由を聞いたところ、「略称で呼ぶと親しみのある言い方になる。(北朝鮮は)日本と国交がなく友好国でもないので、正式名称を記すことで距離を取っている。国交が結ばれれば『北朝鮮』と表記するだろう」と回答していた。
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