2003年02月06日10時55分掲載
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東ティモール大統領、カナダとフィンランド大使の信任状を受理
【ディリ5日=和田等】東ティモールのグスマン大統領は5日、東ティモールを担当するフェリー・デ・カークホーブ・カナダ大使と、同マティ・ヨハネス・プニネン・フィンランド大使から信任状を受理し、両氏が駐東ティモール大使として就任することを受け入れた。両大使ともに通常はジャカルタに滞在し、東ティモールとの外交関係を管轄する。
カナダは、住民投票の結果、東ティモールの独立が決定した1999年9月以降、人道的支援・開発支援に2000万カナダ・ドル(1274万米ドルに相当)を超える支援をおこなってきている。一方、フィンランドは、国連開発計画による行政・公共部門運営能力開発プログラムに750万米ドルの支援をしてきているほか、非政府組織の活動を支援してきている。
これまでに東ティモールに大使館を開設し常駐の大使(代理大使も含む)もしくは領事が就任している国は、オーストラリア、ポルトガル、米国、日本(飯村豊・駐ジャカルタ日本大使が東ティモール大使を兼任、臨時代理大使が常駐)、中国など12カ国で、通常はジャカルタやシンガポールに滞在しながら東ティモールを担当する大使相当職が任命している国が20カ国ある。隣国インドネシアに関しては駐東ティモール大使の人選をめぐって、東ティモール側から「これまでの両国の歴史的経緯を考えて、東ティモール人に過去の傷を思い起こさせるような人物を選任しないでほしい」との注文がつけられている。
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