2003年02月08日05時30分掲載
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米大統領、サイバー攻撃を承認 敵国コンピューター標的
【東京8日=広井孝明】7日付の米紙ワシントン・ポストは、ブッシュ米大統領が昨年7月、米国の敵国のコンピューター網を破壊するサイバー攻撃を行う秘密命令書に署名していたことが政権当局者の話から分かったと報じた。
同紙は、米国がこのような大規模なサイバー攻撃に踏み切る方針を決めたのはこれが初めてとしている。対イラク攻撃を米国が開始した場合、イラクのコンピューター網を破壊するため、ウイルスやハッカー技術などを使ったサイバー攻撃も米軍が行う可能性を示唆するものだ。
同紙によると、命令書は、サイバー攻撃を行う方法やその際範囲や原則などについても定めてある。米軍はサイバー攻撃の方法について、技術力を向上させており、敵のレーダーや通信網を麻痺させることにより、攻撃が速やかに、有効に行われ、米軍の死傷者を減らすことに寄与するだろうとしている。
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