2003年02月14日21時37分掲載  無料記事
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発展途上国に債務帳消しを NGOがスペイン政府に要請

 【バルセロナ14日=宮下洋一】貧困国救済活動を行うスペインの非政府組織(NGO)「インテルモン・オクスファム」と「カリタス」は13日、「貧困国からの債務問題解決の要求に対し、スペイン政府の対応には失望」とし、食糧危機に陥っている発展途上国への債務を帳消しにするようスペイン政府に求めた。エウロパ・プレス通信が報じた。 
 
 また、両NGOは、米国が2004年までにエチオピアへの債務3000万ドルを帳消しするとしている例を挙げ、スペインが「行動的な政治」を目指すべきことを強く要求した。 
 
 干ばつが続くエチオピアでは現在、同国民1100万人が食糧援助を必要としているが、スペイン政府に1500万ユーロ(約18億9000万円)の債務を抱えている。そのほかにも、中米のエルサルバドルとアフリカ中西部のモーリタニアは、それぞれ3000万ユーロ、5000万ユーロの債務をスペイン政府に抱えている。 


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