2003年02月16日05時27分掲載
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150年ぶりにタヒチ語の辞書刊行 消え行く言葉の保存目指し
【東京16日=稲元洋】フランス領ポリネシアのタヒチ島の日刊紙タヒプレセは12日、このほど英語−タヒチ語辞書が約150年ぶりに米ロサンゼルス在住の研究者スベン・ウォールーズ氏によって刊行されたと報じた。
同紙によると、辞書はウォールーズ氏が作成に37年の年月をかけた労作。同氏は辞書の巻頭で「タヒチ語が消え行く危機にある」と指摘、辞書編纂を言語の保護活動としたいとの趣旨を動機として述べている。
英語−タヒチ語の辞書は19世紀に宣教師が作成して以来、新しいものは刊行されていなかったという。
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