2003年02月16日16時37分掲載
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東ティモールでもイラク攻撃反対デモ
【ディリ15日=和田等】米国によるイラク攻撃に反対する声が世界的に高まる中、東ティモールの首都ディリで15日、地元・国際NGO(非政府組織)9団体が連合でイラク攻撃に「NO」を唱えるデモを実施した。デモには東ティモールに滞在する米国人を含め約50人が参加、在ディリ米国大使館、英国大使館、オーストラリア大使館にデモ行進し、各大使館前でイラク攻撃を思いとどまるよう訴えかけた。
米国大使館前で参加者は「米国はどれだけの犠牲者を出せば気がすむのか。米国こそテロリストではないか」との抗議の声をあげた。また「インドネシア占領時代にインドネシア軍によるテロに脅かされてきた経験を持っている東ティモール人は、国家テロによる犠牲者がこれ以上増えないことを切望している」との訴えもあった。
一方、マレーシアでは、警察が米国大使館前でのイラク攻撃に反対するデモを「違法集会」とみなすとして、デモ主催者にデモを中止するよう圧力をかける事態がおこっている。
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