2003年02月17日12時19分掲載
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スペインの反戦デモは300万人以上 欧州最多
【バルセロナ16日=宮下洋一】世界60カ国1000万人の市民は15日、緊迫状態が続く米国のイラク攻撃問題に反対する反戦デモを行った。スペインでは、首都のマドリードで200万人、バルセロナで150万人(ともに警察発表)が「戦争にはノー」と叫び、町中を行進した。
マドリードの反戦デモに参加した市民は、「戦争はやめろ」「戦争を止めよう」と声を張り上げるとともに、同国のアスナール首相と米国のブッシュ大統領を「殺人者」と非難し、両大統領の辞任を求めた。一方、バルセロナでは、150万人の市民が中心地のグラシア通りに結集。過去最大規模のデモ行進となった。
そのほかの都市部では、東部バレンシアで50万人、南部セビリアで25万人、カディスで7万人が反戦デモを行った。
スペインの人口は約4000万人。少なくとも、スペイン人の10人に1人がデモに参加した計算だ。
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