2003年02月22日18時12分掲載  無料記事
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9歳少女の妊娠中絶手術を決定 スペインの医師公式委員会

 【バルセロナ21日=宮下洋一】21日付のスペイン紙「エル・ペリオディコ」によると、スペイン・マドリードにある病院は20日、妊娠4カ月の中米ニカラグアの少女(9)の妊娠中絶手術を行うことを決め、少女の旅費と一連の手術費用を負担すると発表した。 
 
 ニカラグアのカトリック教会は、妊娠中絶を違法としていることから、少女の両親が、マドリードの「マナグア医師公式委員会」に中絶手術を申し出たもの。暴行を受け妊娠した少女の将来の健康を考えて決断した。同委員会は、移動、手術、入院の費用をすべて負担することを決定した。 
 
 少女は2種類の性感染症にも感染しているほか、高血圧などの危険性もあるという。 


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