2003年02月28日04時23分掲載  無料記事
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広島で2日、反戦の人文字 東京発ツアーをNGOが企画

 【東京27日=佐々木敬一】広島で3月2日、全国の市民が人文字「NO WAR NO DU!」を作り、イラク戦争反対を訴える。主催は「3・2ヒロシマ NO MORE WAR 人文字メッセージ」(嘉指信雄代表 )。人文字は空から撮影し、ワシントンポストなどアメリカ各紙の全面意見広告に掲載する予定だ。 
 
 人文字参加者の目標1万人に比べ、申込みは27日現在で約650名と少ないが、実行委員の鍵富孝洋氏は「36人の呼びかけ人の半数以上がここ1週間で急速に集まったメンバー。当日直接来る人もかなり多いはず」と話す。 
 
 同氏は「戦争が始まればイラクで大勢の人の命が奪われる。湾岸戦争では、広島原爆時の1万5千倍の放射能を出すといわれるDU(劣化ウラン)を使用し、イラクで奇形児が産まれている。その湾岸戦争で90億ドルを支援した日本政府が、今またアメリカを支持している。本当は唯一の被爆国である日本こそ、止めなければならない。」と訴える。 
 
 東京では、この人文字参加のための日帰りバスツアーを、学生の市民団体「ASIAN SPARK」が企画。代表の松田卓也氏は「全国の市民とイラク戦争反対の気持ちを1つにしたい」と語る。また同ツアーはバス1台で行くが、27日現在で約25席余っており、「このままでは赤字になる」と同氏は窮状を訴える。 
 
 ツアーの費用は一般が1万5千円、学生は1万円。1日午後10時新宿西口発、新宿帰着は3日午後7時の予定。出席申込は氏名、住所、連絡先、一般か学生かを明記の上、 tamuretokyo@yahoo.co.jp まで。問い合わせ先は090−9134−6245(狩野伸太郎)。 


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