2003年04月02日16時15分掲載
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バヌアツとの外交関係見直しを示唆、インドネシア
【東京2日=都葉郁夫】オーストラリアのAAP通信によると、インドネシア政府は1日、南太平洋の島国バヌアツとの外交関係を見直す可能性を示唆した警告声明を発表した。インドネシア・パプア州(旧イリアンジャヤ州)の独立運動組織がこのほど、バヌアツの首都ポートビラに連絡事務所開設を認められたことへの対抗措置とみられる。
在オーストラリア・インドネシア大使館が明らかにしたこの声明は、バヌアツ政府がこれまで、パプア州のインドネシアからの独立を認めていなかったと指摘した上で、同事務所の開設を今回どうして認可したかを説明するよう強く求めている。
人口約20万人のバヌアツは、そのほとんどがパプアの住民と同じメラネシア系で、このため国民の多くはパプア州で続く独立運動に理解を示しているとされる。
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