2003年04月02日20時43分掲載  無料記事
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ニューカレドニアでデング熱流行

 【東京2日=都葉郁夫】「天国にいちばん近い国」と親しまれる南太平洋の島ニューカレドニア(フランス海外領土)で今、カが媒介して感染するデング熱が流行している。現地からの報道によると、デング熱は政庁所在地ヌメアのあるニューカレドニア島だけでなく、同島北東にあるロイヤルティー諸島にも拡大し、これまでに520人の感染者が出ている。 
 
 ニューカレドニアは先月14日、サイクロン(熱帯低気圧)に襲われ、その被害でヌメアなどで大量のゴミが発生し、これがデング熱を媒介するネッタイ(熱帯)シマカの発生原因になっているという。このため保健当局は住民に対し衛生状態の改善を呼び掛けると同時に、ヌメアなどで殺虫剤散布を行っている。 


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