2004年01月26日11時30分掲載  無料記事
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自衛隊のイラク派兵に反対 都内で約6000人がデモ

 戦闘がやまないイラクへの自衛隊派兵に反対する市民グループなどで構成する「WARLD PEACE NOW」は25日、東京の中心街で6000人を集めて集会とデモを行った。この参加人数は昨年3月21日に4万人が集まった反戦行動以来の盛り上がりといえる。 
 
 集会は若者たちの反戦歌コンサートで始まり、9・11米中枢同時テロの犠牲者の家族で組織する「ピースフル・トゥモローズ」のロバート・ダウ氏が「世界貿易センターにいた人たち、アフガンの子どもたち、イラクの父母たち。これら罪のない人びとを殺すのは常に間違っている。暴力のサイクルを止めようと望む人びとと共に活動したい」と述べ、大きな拍手を浴びた。 
 
 自衛隊の駐屯が予定されているイラク・サマワの現地報告では「オランダ兵の銃は市民に向けられている。それに加担するのは自衛隊がイラク市民の敵になることを意味する。米軍撤退がイラク復興の最善の道だ」と指摘があった。 
 
 デモは反戦パフォーマンスをする女性グループ「桃色ゲリラ」を先頭に、市民、労組員らが長蛇の列をつくり、沿道の市民に派兵反対を訴えた。 
 
 米英のイラク攻撃開始から1年の3月20日には、世界規模の反戦行動が計画されており、東京では官庁街近くの日比谷公園野外音楽堂で集会、周辺のデモなどが予定されている。(ベリタ通信) 


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