2004年05月31日12時09分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200405311209191
米副大統領がハリバートン社発注に関与か メール入手と米誌
【サクラメント(米カリフォルニア州)30日=田中祥子】31日発売の米誌タイムは、チェイニー米副大統領が、以前、最高経営責任者(CEO)を務めていた米石油大手ハリバートンへの米国防総省発注をめぐり、副大統領の関与を疑わせる電子メールを入手したと報じた。30日、AFP通信が伝えた。
電子メールは、2003年3月5日付で陸軍工兵隊当局者が送ったもの。その中で、フェイス国防次官が、数十億ドルに及ぶハリバートン社との契約について「副大統領事務所と調整しながら行われているので何も問題はない」と述べている。このメールの3日後、契約がハリバートン社と結ばれたという。
チェイニー副大統領は、昨年9月にNBCのインタビュー番組「ミート・ザ・プレス」で、「私は副大統領として、陸軍工兵隊や連邦政府所管にある契約に影響力を行使したり、関与したことは絶対にない」とハリバートン社との関係を強く否定したと言う。
タイムによると、フェイス国防次官は、上司であるウォルフォウィツ国防副長官により国防関連契約の調整役に任命された。
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。