2004年06月10日21時22分掲載  無料記事
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エルサレムから17万のパレスチナ人を追放する計画を発表 

【東京10日=齊藤力二朗】イスラエルのオルメルト副首相は、エルサレムから17万人のパレスチナ人を追放する計画であることを明らかにした。10日付けのネット紙、イスラム・メモが、9日付のイスラエルの英語紙、エルサレム・ポストの報道として伝えた。 
   
 オルメルト副首相はインタビューで「17万人のパレスチナ人の聖都エルサレム6地区での居住権を奪った後、完全にイスラエル化するために、エルサレムから分離する。エルサレムの聖域と他のアラブ人地区の完全な支配を保持することになる」と語った。 
  
 「現在、東エルサレムのパレスチナ人居住者の割合は3分の1であるが、この計画を実行することにより、ユダヤ人以外の居住者の割合は減少する。この計画は、エルサレム周辺の他の人口が多い地域の分離計画の一部となる」と述べ、エルサレム内の他の地区でも、分離、追放計画が実行されることを示した。 
  


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