2004年07月19日23時58分掲載
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フランス:若い外国人?が少年を斧で殺害、口論の末
【マドリード19日=山上郁海】観光地で有名なフランス南部のアビニョンで17日夕、ガールフレンドと散歩中の14歳の少年が、通りすがりの若い男に言いがかりをつけられ、斧で殺害された。少女の話によると、犯人は18−20歳くらいの小太りで、外国語訛りが強くフランス語のあまり上手くない男性だったという。フランスでは最近、移民関連の事件や若者による悪質な犯罪が多発している。
AFP通信などによると、17日午後5時ごろ、被害者となったロマン君(14)は、ガールフレンドのマリオンさん(13)と林の中を散歩中に、「タバコを持っているか」と若い男性に声をかけられた。2人が断ったところ、男性が近くに止まっていたロマン君のオートバイの鍵を抜き取ったため、口論となった。
その後、男性は姿を消したが約1時間後に再び現場に現れ、背後からロマン君の頭部とでん部に斧を振り降ろして殺害した。男は血まみれの斧を持ったまま、逃げようとしていたマリオンさんの髪を引っ張り、口論となったバイクの駐車してある場所まで連れ行き、バイクで逃走したという。犯人は現在も逃走中。
現場はロマン君のおじの家からわずか50メートル離れていただけで、家族も近くに住んでいた。地元の消防団と救急隊員が駆けつけたときには、ロマン君はすでに死亡していた。
マリオンさんはショックで事件後数時間ほど入院したという。警察当局は、マリオンさんの回復を待って詳しく事件について聞く方針。
一方、犯行に使われた斧は、現場から200メートルほど離れたところで見つかっている。
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