2004年07月30日10時50分掲載
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侮辱されたと思い、殺害と供述 17歳のモロッコ人少年
【マドリード29日=山上郁海】今月19日、フランス南部の観光地アビニョンで、ガールフレンドと林の小道を散歩中の14歳の少年が、斧で殺害された事件で、警察当局はこのほど、別件で拘束されていた17歳の少年Aを殺人容疑で逮捕した。
Aは、犯行の後、被害者のオートバイで逃走したが、唯一の目撃者であるガールフレンド(13)の証言から、アラブ系と見られる青年のモンタージュ写真が公開された。
Aは27日、スーパーマーケットに押し入った窃盗容疑で逮捕された。モロッコからの不法移民であることがわかり、強制送還するための施設に入れられた。ところが、Aが施設内で一緒になったほかの男性に少年殺害をほのめかしたことから犯行が発覚、再逮捕された。モンタージュ写真と犯人の顔写真は酷似していたという。
警察の話によると、Aは被害者らにたばこをくれるよう頼んだ。しかし、邪険にあしらわれたため、ひどく侮辱されたと感じて犯行に及んだという。
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