2004年12月18日00時50分掲載  無料記事
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東ティモール外相が汚職追放呼びかけ

【クアラルンプール17日=和田等】東ティモールのラモス・ホルタ外相は15日、投資家の懸念を和らげるため、東ティモール政府が汚職取り締まりに乗り出すと述べた。ポルトガルのルサ通信が伝えた。 
 
 国境管理にあたる職員や税関職員など現場の公務員が汚職に関わっているとの懸念が出ていると外相は指摘。こうしたことは「国際的なイメージや信用性に影響を及ぼす」と述べた。 
 
 一方、地元紙ティモール・ポスト(16日付)によれば、東ティモールにおける税関職員の汚職が問題となっているとのホルタ外相の主張に対して、税関を管轄下に置くボアビダ計画・財務相は、もし具体的な証拠が提示されれば、税関での汚職阻止のために適切な措置をとると言明した。 
 
 実際、東ティモールでは「税関職員から通関手続きを早くやってほしかったらそれなりの心づけを出せと何度も言われたことがある」(輸入業者)、「税関の幹部職員は給与に見合わないような立派な家に住み高級車に乗っている」(ディリ港で働く港湾労働者)といった声が出ている。 


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