2004年12月19日12時27分掲載
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いん石が落下? ジャカルタ市内と近郊で爆発音
【東京19日=ベリタ通信】インドネシアの電子版インタアクティブによると、ジャカルタ市内および同近郊の数カ所で19日午前7時半(日本時間同9時半)ごろ、爆発に似た大きな音が響きわたり市民たちをびっくりさせた。市民から地元の警察やテレビ・ラジオ局などへの問い合わせが相次いだ。
大音響を聞いた市民の1人は「空から1メートル大のキラキラ輝いた物体が落下、その後に爆発音がした」と証言していることから、爆発音の正体は「いん石」の可能性が高い。しかし、米政府やオーストラリア政府などがこのほど、「インドネシアでクリスマス・新年シーズンにテロ事件発生の危険性がある」と警告したばかりだけに、警察が爆発音の詳しい調査を開始した。
それによると、物体の落下と大音響が起きたのは西ジャカルタのチルドゥック、西郊外でジャカルタ国際空港のあるチェンカレン、タンゲラン、さらに南郊外のデッポク、東郊外のブカシなど広い範囲に及んでいる。
地元警察は「大音響がとどろいたとの証言を得ているが、ジャカルタ市内などで爆弾が爆発したといった報告は受けていない」とし、原因究明を進めるとともに、同市内での警備を強めることにしている。
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