2004年12月20日08時22分掲載
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ポルノVCD制作の元乗員に禁固刑
【クアラルンプール19日=和田等】クアラルンプールの裁判所は17日、販売目的で同僚のスチュワーデスや自分の妻とのセックス・シーンを撮ったビデオ・コンパクト・ディスク(VCD)を制作した罪で、マレーシア航空の元乗員に懲役1年半の判決を下した。マレーシアの英字紙スターなどの報道。
有罪判決を受けたのはモハメド・リザル・ユソフ被告(33)。リザル被告は1999年初めから2003年5月にかけて、首都クアラルンプールの北部にあるクラン地区にある自宅で、ポルノVCDを制作、03年に「航空スチューワードの異常な生活」とのタイトルをつけ市場に流した。
同被告の製作したVCDは1枚10リンギット(約270円)で販売され、市場に出回ったこともあり、同被告の逮捕後、政府は同年、ポルノVCDの販売業者に対する全国的な一斉取り締まりに乗り出した。
03年5月下旬から2週間にわたって展開した海賊版(著作権侵害)VCDやポルノVCDの一斉摘発・取り締まり作戦では、警察が1152件の手入れを実施し、ポルノVCD14万枚強を含む海賊版VCD260万枚以上を押収した。また警察は、海賊版VCDの摘発に際して、その製造・販売にかかわった容疑で663人を逮捕した。
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