2005年01月05日23時55分掲載  無料記事
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アチェで教師1000人が行方不明 教育施設の被害も甚大

 【東京5日=ベリタ通信】5日付のインドネシア国営アンタラ通信(電子版)によると、スマトラ島沖大地震・津波の直撃を受けた同島アチェ州では、各種教育機関が受けた被害も甚大で、中でも教師約1000人が行方不明になっていることが分かった。 
 
 5日、ジャカルタで会見した教育省初等・中等教育局のインドラ局長によると、アチェ州各地で教壇に立っていた教師約1000人が今回の大地震・津波で行方不明になっているほか、小学校、中学校など多くの教育施設も損壊などの被害を受けた。5日までに損壊が判明した校舎など教育施設は小学校914棟、中学校155棟、高校67棟、職業学校15棟に上った。また、小学生のうち14万人、中学生2万人が学校施設の損壊で、授業を受ける場を完全に失ったという。 
 
 このため同省では北スマトラ州など隣接州から臨時に集めた教師1000人をアチェ州に急派するほか、同州内95カ所に2000の「臨時テント教室」を作り、今月20日までに授業再開に漕ぎ着けたいとしている。 


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