2005年02月27日06時39分掲載
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豪州軍の派遣は日本との経済的取引でない
【アデレード26日=木村哲郎】オーストラリアのハワード首相は26日、自衛隊の支援のために新たにイラクへ派遣されるオーストラリア軍450人の増派について、日本と経済的に取り引きしたためではない、と指摘した。
ハワード首相は昨年10月に行われた国政選挙の際に、イラクへの増兵をしないことを公約の一つに上げていた。選挙戦は3期8年半にわたり築き上げてきた強い経済力を武器にハワード首相率いる保守連合(自由党・国民党)が圧勝した。
民送チャンネル10が行った世論調査によると、今回の増派に71%が反対、賛成はわずか29%にすぎない。ハワード首相は、今回の増派が中東でのオーストラリアの長期的利益に繋がるとと強調。また同じアジア太平洋地域日本との二国間関係を重視したものと述べた。
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