2005年04月01日20時02分掲載
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イチロー封じ?一塁までの距離を延長
米大リーグは1日、今シーズンから本塁から一塁までの距離を現状の23メートルから2メートル延長し、25メートルにすると発表した。シーズン開始直前の突然のルール変更は大リーグ史上でも前例がない。関係者によると、昨年、年間安打記録を塗り替える大活躍をしたイチロー選手の「内野安打封じが狙い」との声が強い。
このルール改正にイチロー選手をはじめ米国でプレーする日本選手は一斉に反発。「差別的ルール改正」だとしてただちにの大リーグ機構に対して改正見直しの要請を行った。
今回の塁間距離の変更は本塁と一塁の間だけで、ダイヤモンドといわれる塁間を結んだ線はいびつな形になる。このため、日本人選手以外からもとまどいの声が挙がっている。
このルール改正を当てはめると、イチロー選手が昨シーズン打った内野安打の多くは内野ゴロになってしまい、同選手が狙う「打率四割」は遠い夢となる恐れがある。(ベリタフール通信)
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