2005年04月10日03時06分掲載
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米軍がCBSのイラク人契約カメラマンを拘束
バグダッド発のAP通信は9日、米CBSテレビに雇われていたイラク人カメラマンが今月5日、取材中に米軍に拘束されたと報じた。
AP通信によると、このカメラマンは5日、反米武装勢力と米軍との間の戦闘を取材中、米軍に撃たれて負傷した。
当初、米軍は「カメラマンは反米武装勢力の兵士の横に立っていた」とし、米軍が撃った理由を「カメラが武器のように見えたため」と釈明していた。
しかし、8日になって米軍は「このカメラマンは連合軍に脅威を与える人物だ」とし、カメラマンの身柄を拘束したことを明らかにした。
これに対し、CBSは「当該カメラマンはフリーランスだが、CBSの仕事を3カ月ほどしており、撃たれた際にもCBSの撮影をしていた」と発表。「西欧人による取材が危険な中で、イラク人スタッフを雇用することは当然のことである」との見解を明らかにした。
しかし、CBSはただちに米軍を批判するコメントは出さず、「事件について調査をし、その後に報告する」としている。
(ベリタ通信)
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