2005年04月11日04時14分掲載
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比上院がミャンマーの議長国就任に反対決議
フィリピン上院は10日までに、民主化運動指導者のアウンサンスーチーさん軟禁など人権状況が改善されていないとして、ビルマ(ミャンマー)が東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国になることを阻止する決議を採択、その実行をアロヨ大統領に申し入れた。
フィリピンの英字紙インクワイアラーによると、上院のフランクリン・ドリロン議長は「アロヨ大統領の指導力にかかっている」と大統領にASEAN内でミャンマー問題に関する発言をするよう求めたという。
ミャンマーはASEAN加盟国でASEANの輪番制からすると来年夏に議長国に就任するが、欧米諸国が人権問題を理由に反対している。全会一致の原則に立つASEAN加盟国に配慮し、最終的にミャンマーは議長国を辞退するとの観測もある。(ベリタ通信)
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