2005年04月12日05時33分掲載  無料記事
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マールブルグ病死者192人に 国際医療団を住民恐れる

 ルアンダ発11日のロイター通信は、アフリカ南部アンゴラで大流行している「謎の出血熱」マールブルグ病の患者数は同日までに213人に上り、死者はされに増えて192人に上ったと報じた。今月に入ってからだけで60人以上が死亡しているもようで、流行は収まる様子を見せていない。 
 
 ロイター通信によると、発生の中心地アンゴラ北東部のウイゲ州などには外国の医療団体や専門家が多数入っているが、外国人を見慣れない住民の多くは、患者を家の中に隠したり、マールブルグ病に関する情報提供を拒んだりしており、患者の隔離は十分に進んでいないという。 
 
 マールブルグ病はエボラ出血熱に似た極めて死亡率の高い病気で、アンゴラでは昨年から患者が見つかり、今年に入って大流行が始まっている。(ベリタ通信) 


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