2005年04月14日01時41分掲載
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パプアのモロぺ州知事が独自に豪へ制裁案
パプアニューギニア西部モロベ州のルター・ウェンゲ知事は12日、同国のソマレ首相がオーストラリアの空港でセキュリティチェックを受けたことへの抗議として、州独自にオーストラリアと断交し、オーストラリアからの物品の輸入も禁止する考えを明らかにした。パプアニューギニア紙「ナショナル」が12日に報じた。
同紙によると、モロベ州はコメやミルク、バターなど年間日本円で350億円分の物品をオーストラリアから輸入しているが、知事は「これを機に国内でもっとコメを生産し、貿易赤字を減らそう」と呼び掛けている。
この「経済制裁」が州単位で実現可能なものかどうかは不明。
ソマレ首相はオーストラリアのブリスベーン空港で3月24日、靴を脱ぐなどのセキュリティチェックを受けた。パプアニューギニア政府は「外交儀礼に反する」とオーストラリア側に抗議しているが、オーストラリア側は「商業フライトの乗客すべてに適用している安全措置」だったとして謝罪をしていない。(ベリタ通信)
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