2005年04月14日02時57分掲載  無料記事
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綿井健陽氏のドキュメンタリー映画が全国上映へ

 一昨年のイラク戦争開戦の際にバグダッドに残り、日本のテレビ局や通信社などへのレポートを送り続けたアジアプレス所属フリージャーナリスト綿井健陽さんが製作したドキュメンタリー映画「LITTE BIRDSーイラク 戦火の家族たち」が、今月23日から東京・新宿の「K’CINEMA」、大阪、名古屋、広島など全国の劇場で上映される。 
 
 映画は綿井さんがイラクで自ら撮影した映像をもとに編集した。「戦火のイラク市民に何が起こったのか。そして、今も続く戦火の中で、イラクの人々はどう生きているのか」を問い掛ける作品となっている。 
 
 米軍などによるイラク侵攻で3人の子供を空爆で失った男性、右目を負傷した少女、右手を失った少年などイラクの人びとの「戦争の悲しみ」を伝え、その意味を訴えかけるドキュメントだ。試写を見たメディア、映画関係者の間でも高い評価を受けている。 
 
 綿井さんは昨年、イラク報道で「ボーン上田特別賞」受賞したが、映画監督としては初の作品。映画は今年の「香港国際映画祭」正式招待作品、「テサロニキ国際ドキュメンタリー映画祭」正式招待作品にもなっている。(ベリタ通信) 


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