2005年04月18日17時38分掲載  無料記事
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靖国神社問題

町村外相も「みんなで参拝する会」の一人

 反日デモを受けて日中外相会談に臨んでいる町村信孝外相は、デモに伴う破壊行為への謝罪と再発防止を中国側に申し入れているが、外相自身、今回のデモの最大の理由の一つとなった日本の政治家の靖国神社参拝をめぐり、率先して参拝を繰り返してきた閣僚の一人だ。中国側が反発する「歴史認識を欠く日本の政治家」の一人であり、今回の交渉役として適切かどうかは疑問が残る。 
 
 町村外相は「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」の一員。代理による参拝を含めて毎年のように靖国神社参拝を繰り返している。現在、同会に所属す国会議員は自民党議員を中心に約180人。 
 
 町村外相は18日、唐家セン国務委員(前外相)らと会談。共同通信によると、唐委員は日本の歴史認識への不満が反日デモの背景にあるとあらためて指摘。これに対して町村外相は「デモ自体に文句は言っていない。しかし破壊行為はいかなる背景でも認められない」と迫ったが、すれ違いに終わったという。(ベリタ通信) 


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