2005年04月26日19時57分掲載
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ソ連崩壊は「正真正銘の悲劇」とプーチン大統領
モスクワ発のAP通信によると、ロシアのプーチン大統領は25日の恒例の年次報告演説の中で、ソ連邦の崩壊について「20世紀最大の地政学上の破局であり、ロシアにおける分離主義の運動を助長した」との歴史的解釈を示した。最近のプーチン政権の「ソ連的独裁への回帰」を象徴する内容だ。
プーチン大統領はソ連の崩壊はロシアにとって「正真正銘の悲劇」だったとし、「崩壊による疫病がロシア中に広がった」と述べた。さらに、チェチェン共和国情勢に言及したうえでロシア連邦内の分離・独立運動を批判した。
AP通信はこの演説内容について、ソ連崩壊に関する大統領の「最も強烈な言葉」が表明されたと評している。
(ベリタ通信)
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