2005年05月18日18時09分掲載
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ニーマン基金、中国との協力関係解消 ジャーナリズム教育プログラム
米国のニーマン基金は、2008年の北京オリンピックでの報道の自由の必要性に関する教育プログラムで、中国との協力関係を解消すると発表した。
ニーマン基金のボブ・ジル責任者は、当初の意図について、議論と誤解が続き、ニーマン・フェローシップの名誉が危険にさらされた、と12日に発表されたリリースで述べている。
同基金は、ジャーナリズムの水準を引き上げるための教育使命の一環として、プログラムの共同主催者になることを了承した。
しかし、同フェローシップの卒業生から、中国の報道についての過去の実績から見て、基金が中国当局と関与することに反対する声が出た。
ジル氏は「問題はもはや、当初の考えを説明するかどうかではなく、ニーマンの名誉を守る義務があることが明白になった」と述べている。
ニーマン財団は、中堅ジャーナリストのためのプログラム、ニーマン・フェローシップを運営する。ミルウォーキー・ジャーナルの創設者のL・W・ニーマンを記念して、1937年にハーバード大学内に作られた。毎年、24人(国内、国外半々)にニーマン・フェローシップが与えられる。
(ベリタ通信)
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