2005年05月21日04時51分掲載
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銃入手のため娘を売るパプアニューギニア高地州
19日のパプアニューギニアの日刊紙ザ・ナショナルは、同国のデイ、ムル、タンバルなど西部の高地州で、男たちが銃を手に入れるために部族の若い娘を売る人身売買が横行していると報じた。
同紙によると、西部に展開する軍関係者によると、部族間抗争が銃の需要を高めており、男たちは戦うための銃を部族の若い娘を売ることで入手している。この人身売買は娘たちの同意を得ずに行われている。
高地州では、娘たちは部族全体や親、兄弟たちの所有物のように扱われており、銃に見合うだけのブタなどの食料、傭兵などを部族が所持していない場合、娘が売られることになるという。
高地州では部族間の抗争が近年、激しくなっており、娘を売ってでも銃や弾薬などの武器を入手する部族が増えている。軍関係者はこのような違法な武器取引をやめるよう各部族を説得して回っているが、抗争がやまず、人身売買も後を絶たない状況だという。
(ベリタ通信)
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