2005年05月26日14時05分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200505261405054

「性器」テーマにフィリピン人女優・演出家が東京で公演

 東京・港区の「シアターVアカサカ」で27日から6月4日までの9日間、イヴ・エンスラーのヒット作「ザ・ヴァギナ・モノローグス」(伊藤恵子訳)が公演される。演出は女優、演出家として名高いフィリピン人、モニーク・ウィルソンさん。 
 
 同作品の東京公演は昨年6月に続き2回目。英語版は今回が初めてで、ウィルソンさんと自らが創立した劇団「ニュー・ボイス・カンパニー」の女優2人が出演する。3人はこれまでの4年間、フィリピン、香港、シンガポールで共演している。 
 
 「ザ・ヴァギナ・モノローグス」はニューヨーク在住のイヴ・エンスラーが200人以上の女性に自らの性器についてインタビューし、その話を基に一人芝居に仕立てた作品。性交渉、結婚、出産、性的虐待など性にまつわる多様なテーマを通した人間ドラマを感動的に展開している。オフブロードウェーのオビー賞を受賞、これまで世界50カ国で上演、35カ国語に翻訳されている。 
 
 演出するモニーク・ウィルソンさんは「ミス・サイゴン」でキム役を主演するなど、フィリピンで最も名声のある女優の一人で、演出家としての評価も高い。 
 
 公演スケジュールは英語版が27〜31日午後7時半(28、29日は午後2時半の公演あり)、日本語版が6月1〜4日午後7時半、(4日は午後2時半の公演あり)。前売4500円、当日5000円。チケットピア(0570・02・9999)。問い合わせは、080・3449・5201、090・3108・7422。 
 
(マニラ新聞) 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。