2005年06月09日19時28分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200506091928554

反米武装勢力と交渉開始と米紙報道 シリア国境でイラク兵20人誘拐か

米誌シアトル・タイムズは9日、バグダッド発で、在イラク米大使館が反米武装勢力と接触し、武装闘争を中止するよう交渉を行っていることを認めたと報じた。同紙は「テロリスト」とは交渉しないという米国の姿勢に変化が見られていると指摘している。 
 
 米当局者は「彼らは銃撃をやめた。イラク政府も(この交渉に)かかわる準備をしている」と述べたという。 
 しかし、イラクの反米武装勢力は「一枚岩」でなく、米当局が接触したグループは特定されていない。 
 
 同紙によると、イラクでは8日も各地で武装勢力と米軍、イラク軍などとの戦闘が続き、米兵一人がアドワーで道路わきの爆発物により死亡、米軍はイラク北部で武装勢力少なくとも10人を殺害した。シリア国境では米軍に協力をしているイラク軍兵士20人が誘拐されたとの情報もある。 
 
(ベリタ通信) 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。