2005年06月14日20時44分掲載
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解放されたフランス人記者、帰国
【パリ14日=及川健二】バクダッドで1月、イラク人通訳フセイン・ハヌーンさんとともに拉致されたリベラシオン紙のフロランス・オブナ記者が11日、157日ぶりに解放され、12日、政府が用意した航空機で帰国した。
満面の笑みでタラップを降りてきたオブナさんは、出迎えに来たシラク大統領や家族とキスを交わし、抱き合った。
オブナさんは空港でインタビューに答え、「みなさん、ありがとう」と解放のために働いた人々に感謝の意を表した。また「私はフセイン(イラク人通訳)とともに地下室に入れられた。ひどい状況でした」と捕虜生活について語った。
シラク大統領は国民に向けた演説で、「157日にわたる長く苦しい捕虜生活だったが、フランス人すべてに支えられ、彼らはついに家族、近親者に会える。私たちの喜び、フランス国家をあげての喜びを彼らに伝えたい」と解放を祝福した。
政府が交渉過程を明らかにしていないため詳細は不明だが、同記者はイラクの武装勢力に拉致されたとみられている。
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