2005年07月22日19時00分掲載
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マラッカ海峡での外国軍のパトロール必要ない
【シンガポール22日=和田等】マレーシアのマラッカ海峡の安全確保に関してアブドラ首相は21日、同海峡では外国軍によるパトロール支援を認めないとの立場を改めて表明した。 同海峡は、年間5万隻の船舶が航行し、世界貿易の約3分の1を占める物資が行き来する海上交通の世界的要衝の一つ。シンガポールのビジネス・タイムズが伝えた。
首相は「国の主権を確保するという原則に基づいて、マレーシアはマラッカ海峡における安全確保は私たちの責任であるとの立場を堅持する」と主張、「私たちの承認を得ないで外国の軍が同海峡でのパトロールを実施するのであれば、それは私たちの国の独立を無視する侵害行為であるとみなす」と強調した。
その一方で、マレーシアは、日本や米国など同海峡での船舶航行に利害関係を持つ国に対し、偵察機など設備の提供を要請している。
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