2005年08月22日01時23分掲載
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警告灯の誤作動が原因
成田発パース行きのカンタス航空70便が「貨物室にて出火の疑い」で関西空港に緊急着陸し、脱出時に乗客が負傷した事故で、同航空の整備担当者デイビッド・コックス氏が21日、記者会見し、貨物室での出火は確認されず、警告灯の誤作動が緊急着陸の原因であったと述べた。( ベリタ通信=木村哲郎)
脱出用シューターで避難する際に乗客9人が負傷したことについて「緊急避難システムは90秒で全ての乗客乗員を避難させるように造られており、そのためには乗客乗員はかなりのスピードで脱出用シューターを滑り降りることになる」と指摘した。
これに対し大阪府警捜査1課と関西空港署は、業務上過失傷害容疑で現場検証の令状を取る方針を固めており、また日本の国土交通省も、航空・鉄道事故調査委員会の調査官3人を派遣し、大阪府警と合同で避難誘導のやり方に問題がなかったかを調査する予定だ。
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