2005年08月26日15時15分掲載
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9・11総選挙を斬る!
天木直人氏が衆院選出馬表明 小泉首相の選挙区で挑戦
【東京26日=稲元洋】元駐レバノン大使で、イラク戦争に反対する意見を外務省に具申した天木直人氏(58)が9月11日の衆議院選挙に小泉純一郎首相と同じ神奈川11区から出馬することを表明した。
天木氏は外務省を辞めた後、「日本の政治を変えなければだめだ」として政界進出への意欲を示し、以前から「小泉首相の選挙区から立候補することを考えている」と話していた。
神奈川11区は民主党候補も立候補の予定で、小泉氏への批判票を食い合う形になるが、天木氏が批判票をどれだけ得るか注目される。
天木氏は駐レバノン大使をしていた2003年、イラク戦争に反対する意見を外務省に具申をした後、外務省を退職に追い込まれた。その後、著書などで外務省のスキャンダルなどを内部告発してきたほか、イラクへの自衛隊派遣に反対し、米主導のイラク戦争を支持する小泉政権を一貫して批判し続けてきた。
共同通信によると、26日、神奈川県横須賀市で記者会見した天木氏は「戦後60年の転換期に平和を守ることを訴え、郵政民営化だけが焦点となっている選挙に一石を投じたい」「国内外のすべての問題を凝縮した選挙になるよう、小泉首相を選出した同区の有権者に問いたい」などと説明したという。
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