2005年09月12日01時16分掲載
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東ティモールの支援を確約
【クアラルンプール11日=和田等】東ティモールからの報道によると、フランシスコ・モンサ駐東ティモール・キューバ大使は、キューバ政府が支援対象として現在もっとも高い優先度を置いているのは東ティモールであると語った。
さきごろキューバに一時帰国した際、カストロ国家評議会議長と会談したモンサ大使によれば、カストロ議長は東ティモールに対する支援の継続を約束、しかもそれをもっとも高い優先度を置いていると語ったという。とくに東ティモールの高い死亡率や罹患率を下げることを目的に、東ティモール人に対する研修の支援をおこなっていく意向を強調した。
これまでキューバ政府は、キューバで学ぶ東ティモール人医学生228人に奨学金を供与したほか、キューバ人医師16人を東ティモールに派遣、過去2年間同国で医療活動にあたってきている。主に医療面での協力を通じて親キューバ国を作ろうとの思惑もうかがえる。
一方、同大使は、キューバ政府が8月末にハリケーン「カトリーナ」の被害を受けた米南部の被災地の支援に医師1500人らの派遣を計画していることに言及した。キューバを敵視する米国がキューバの支援申し出について明確な返事をしていない。
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