2005年09月13日01時05分掲載
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愛知万博でマレーシアが人気
【クアラルンプール12日=和田等】3月25日に開幕した愛知万博の開場期間も残りわずかになった。東南アジア諸国から政府館などが出展し、色を添えているが、最近、マレーシアとタイで愛知万博が地元メディアにもとりあげられた。特に、マレーシア料理レストランやタイ航空運営のレストランには人気があり、それぞれ1日当たり140万円以上、100万円の売上げがあると伝えている。
愛知万博のマレーシア館に出店しているマレーシア・ボレ・レストランの「ロティ・チャナイ」が、順番待ちができるほどの人気を博している、と同国の国営通信ベルナマが伝えた。ロティ・チャナイとは小麦粉を引き延ばして平たくしたものにカレーをつけて食べる簡易料理。発祥は南インドにあり、マレーシアに移民したインド人がマレーシアに広め、一般的な料理となった。
同レストランではロティ・チャナイ(800円)が1日約1800食売れ、その売上額は約144万円(5万リンギ相当)となる。おそらく世界で最も儲かっているロティ・チャナイ店ではないか、とベルナマ通信。
日本在住歴14年というペナン州出身のロスディ・アーマドさん(48)が同レストランのウエーターを務めている。ロスディさんは「マレーシア・ボレに足を運ぶお客さんはロティ・チャナイを食べに来るだけでなく、そのつくられる過程を見るのを楽しみにして来訪されるようだ」と人気の秘密を分析する。
ロスディさんはまた、「マレーシア・ボレのロティ・チャナイに関する日本人からのコメントが1000件以上インターネットに寄せられている」と語る。
マレーシア・ボレは日本とマレーシアの合弁会社、ファイン・ジャパンによって運営されているレストラン。ファイン社はこのほかに2つのレストランを愛知万博に出店している。
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