2005年09月13日01時09分掲載  無料記事
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東ティモール外相に東洋大学が名誉博士号

【クアラルンプール12日=和田等】1996年のノーベル平和賞共同受賞者である東ティモールのラモス・ホルタ外相がこのほど、東洋大学から国際地域開発研究における名誉博士号を受章した。東洋大学は東ティモールが独立を決定する1999年までの苦闘と東ティモールが独立を達成した2002年以降の民主的な統治へのホルタ外相の貢献を称え、博士号を授与したとしている。 
 
 博士号授章後、外相は同大学に開催された国際協力における新たなモデルに関する国際シンポジウムで基調講演を行なった。 
 
 またホルタ外相は日本訪問中に町村外相と会談、日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに対する支持を表明した。ホルタ外相は東ティモールの政府や議会、司法の充実強化に日本の支援を求めたほか、南南協力に対する日本のアドバイザー的支援を求めた。 
 
 町村外相は南南協力の構想に対する賛意を表明するとともに、2006月3月末までにマリ・アルカティリ首相を日本に招待したいとの日本政府の意向をホルタ外相に伝えた。実現すれば、首相就任後、アルカティリ氏が日本を訪問するのは初めてとなる。 


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