2005年09月27日00時58分掲載  無料記事
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英国民の51%が撤退スケジュールの策定求める

【東京26日=小林恭子】ブレア英首相がイラク駐留英軍は「状況が好転するまで撤退しない」と主張しているが、英国民の51%が、状況の如何に関わらず、政府が英軍撤退スケジュールを策定することを望んでいるという。26日付の英「ガーディアン」紙が伝えた。国民の心がブレア氏から離れている、とガーディアン紙は分析している。 
 
 英ガーディアン紙が調査会社ICM社と行った世論調査は、9月23日と24日の両日、1009人の成人を対象にして、電話で行われた。数日前には、英軍が駐留するイラクの南部の都市バスラで、警察署に拘束された英兵を救出するために英軍が装甲車で突入した事件が起きている。 
 
 調査によると、64%が、英軍が駐留しているにも関わらずイラクの治安は悪化していると述べ、ブレア首相が常日頃言ってきた、「英軍はイラクの治安の改善に貢献している」とすることを信じる、とした人は12%だけだった。 イラク戦争が正当化されないと答えた人は47%だった。 
 
 また、71%が、ブレア氏は国際関係の問題に時間をさきすぎている、と指摘し、58%がブレア氏の首相としての仕事振りに不満足だ、と答えている。 
 
 また、与党労働党支持者だけを見ると、68%がブレア氏を支持しているものの、調査参加者全体の中では、支持率は39%だった。 


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