2005年09月28日00時19分掲載  無料記事
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アジア太平洋映画祭がクアラルンプールで開幕

 【クアラルンプール27日=和田等】今年で50回目を迎えるアジア太平洋映画祭が28日にマレーシアの首都クアラルンプールで開幕する。アジア太平洋地域18カ国・地域の動画製作者連盟の認定を受けたこの映画祭は、加盟国の首都や主要都市を巡回して開催されてきている。 
 
 地元英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズによれば、今回は11カ国・地域から46作品(短編・ドキュメンタリー12作品、アニメ映画7作品を含む)が出品され、第50回アジア太平洋映画祭記念金賞や最優秀映画、最優秀監督、16部門で賞を競う。 
 
 日本からは「電車男」(村上正典監督)、「ビートキッズ」(塩屋俊監督)、「戦国自衛隊1549」(手塚昌明監督)の3本が出品される。 
 
 また域内の映画関係者400人が今回の映画祭に参加する。日本からはゴジラ・シリーズに出演している女優、大沢さやかが参加する。 
 
 これまでの開催地はソウル(韓国)、東京、台北(台湾)、香港、マニラ、シンガポール、ジャカルタ、バンコク、ムンバイ、シドニー、ウェリントン、クウェート、ハノイ、タシケント、テヘラン、トビリシ、モスクワ、そしてクアラルンプール。前回の開催地は東京だった。第1回目(1954年)の開催地も東京である。 
 
 クアラルンプールで開催されるのは、1959年(第6回)、1982年(第27回)、1990年(第35回)に次いで4回目。マレーシアのライス・ヤティム芸術・文化・遺跡相の開幕宣言によって開幕し、アブドラ首相の閉幕スピーチによって10月1日に閉幕する。 
 
 主な出品作品は次の通り。 
■タイ 
 ビューティフル・ワンダフル・パーフェクト 
 ネクロマンス 
 シャッター 
■ベトナム 
 サイゴン・リベレーション 
 バッファロー・ボーイ 
 ザ・ライト・ハート・プラン 
■インドネシア 
 バンユ・ビル 
 ジャンジ・ジョニ 
 ウング・ビオレット 
■香港 
 バターフライ 
 ニュー・ポリス・ストーリー 
 イニシャルD 
■マレーシア 
 ギャングスター 
 プトリ・グヌン・レダン 
 カイシー&レイラ 
■ロシア 
 ナショナル・ボンブ 
■韓国 
 タエ・グク・ジ 
 ア・ファミリー 
■台湾 
 ザ・ウェイワード・クラウド 
 ザ・ムーン・オルソー・ライズ 
 ザ・パッセージ 
■イラン 
 トラディション・オブ・キリング・ラバーズ 
 ママズ・ゲスト 
 ストーン・ブロッサムズ 


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