2005年11月01日13時22分掲載  無料記事
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マレーシア映画が最優秀アジア映画賞受賞 東京国際映画祭

 【クアラルンプール31日=和田等】10月30日に閉幕した第18回東京国際映画祭で、マレーシア映画「細い目(セペッ)」(ヤスミン・アーマド監督)が最優秀アジア映画賞に輝いた。 
 
 マレー人の少女と露天ビデオ屋の華人少年の、民族を越えた恋を描いた「細い目」は、独立系の低予算映画ながら、フランスで開催された第27回クレテイユ国際女性監督映画祭や第18回マレーシア映画祭など、既に国内外の映画祭で5つの最優秀賞を受賞している。マレーシア国内における上映での観客動員数の面でも久々のヒット作となった。今年のマレーシア映画の好調ぶりを象徴する作品。 
 
 現在製作中のホー・ユハン監督の作品「レイン・ドッグス」に出演することになっていたため、東京国際映画祭に出席できなかったヤスミン監督は、地元英字紙スターの取材に対して「(受賞したと聞いて)一晩中眠れなかった。東京国際映画祭での受賞は、『細い目』がこれまでに受賞した賞の中で最大の賞」と喜びを表明した。 


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