2005年11月02日00時35分掲載
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中東
イラク連合軍死者数、10月は1日平均3.13人 今年2番目の多さ、治安状況さらに悪化
【東京2日=河合敦】イラク連合軍の犠牲者を集計している米サイト「イラク連合軍犠牲者」によると、10月のイラク駐留連合軍の死者は97人に上った。10月の1日当たりの平均死者数は3.13人で、今年にはいってからは1月の4.10人に次ぐ最悪の数字となった。
死者数の増加はイラク中西部アンバル州などで米軍が反米武装勢力の掃討作戦を展開していることなどによる影響ともみられるが、イラクの「治安」が悪化の一途をたどっていることを裏付ける数字だ。
10月の一日当たり3.13人という連合軍の死者数は、03年3月のイラク戦争開戦以来の月別の数字としても、開戦月の7.67人、03年11月の3.67人、04年4月の4.67人、04年11月の4.70人、05年1月の4.10人に次いで6番目に悪い数字だ。
米軍死者数は25日に2000人に達した後も増え続けており、2日午前零時現在、2027人。10月だけで94人が死亡している。
英軍の死者も97人に達しており、100人に迫りつつある。
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