2005年12月10日01時15分掲載
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東ティモールがコソボに警察官派遣
【クアラルンプール9日=和田等】東ティモールがセルビア・モンテネグロのコソボ自治州に自国警察官を派遣し、平和維持活動に従事することになり、9日にコソボに向けて出発した。国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)傘下で行なわれている平和維持活動に加わるのは東ティモール警察の警察官10人(うち1人は女性)で、任期は1年。コソボでは世界各国の警察官5000人以上が平和維持活動に当たっている。
1999年の独立決定後、5年以上にわたって国連警察による訓練と治安の安定化の恩恵を受けてきた東ティモールは、「国際社会にその恩返しをする時を迎えた」(ロジェリオ・ロバト内相)といえる。東ティモール警察は現在も国連派遣の警察官のアドバイスを受ける立場にあるが、国際舞台で活躍できるだけの警察官が育ってきたことを意味する。
ロバト内相はまた、コソボに向かう警察官の出発式の際に東ティモール警察に制服などの装備を寄付してくれた中国政府の支援に対する感謝を表明した。
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