2005年12月15日14時02分掲載
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ジャーナリスト拘束数最多は中国、米国は6位
【東京15日=齊藤力二朗】15日付のイスラム・メモが報じたフランス通信(AFP)電によると、ジャーナリスト保護委員会(CBJ)が今年10月1日までに行った調査で、世界で拘束されている編集者や記者、報道カメラマンらジャーナリストは125人に上っている。
このうち拘束者数が最も多いのが7年連続の中国で32人、次いでキューバ24人、エリトリア15人、エチオピア13人などと続いている。
注目されるのはイラク戦争を行っている米国が5人と、(軍事政権に率いられた)ビルマ(ミャンマー)と並んで6位だったこと。
CBJによると、ジャーナリストの拘束理由としては、破壊や国家機密の漏洩、国家利益に反する行為などの容疑が最も多い。
CBJのアーン・クーパー理事は、「ジャーナリスト迫害国のリストにエチオピアと米国が入っていることを特に憂慮している。弾圧を合法として隠ぺいする国家で、紛争や動乱、政治腐敗、人権侵害を報道するジャーナリストたちが投獄の危機に直面している」との強い懸念を表明した。
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