2006年01月10日22時16分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200601102216532
豪州など3カ国がヨルダンの大使館を閉鎖
【アデレード10日=木村哲郎】オーストラリアの各メディアによると、オーストラリアとカナダの両国がイギリスの動きに同調し、在ヨルダン大使館を安全が確認されるまで無期限に閉鎖した。
イギリス政府は「西洋人に対する無差別な攻撃のおそれが高い」として7日に大使館の閉鎖を決定。オーストラリアとカナダもそれにならい、8日に大使館の閉鎖を決定した。
ヨルダンの首都アンマンでは、昨年11月に西洋人を標的にした自爆テロで約50人が犠牲になった。この事件では、イラク聖戦アルカイダ組織を率いるザルカウイ容疑者が関与を表明しているが、犯人は逮捕されていない。大使館の閉鎖は事件をめぐるヨルダン側の対応の遅さへの外交上の制裁と見られている。
しかし、イギリスの植民地だったヨルダン側は、3カ国の動きは「極端だ」と批判しており、みぞは深まる一方だ。
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。